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発達障害の<弟>

こんにちは。やかたちあきです。

今日は、
株式会社ライフデザイン総合研究所さん発行の
メルマガから、素敵なお話をご紹介します。

障害を知っている方も、知らない方にも、
読んでいただきたいメッセージです。


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弟  ゆきやこんこん


私には弟が二人いる。
上の弟が発達障害であることが
大人になってからわかった。

子供の時は普通学級にいたが、
極端におとなしくて、勉強も運動も苦手。
社会人になって正社員の就職はなく、
最初はいくつかのアルバイトをしていたが
そのうちどこも「もう来なくていい」と言われて、
毎日家にいるようになった。
両親がいたので衣食住には困らないが、友人もなく、
することもなくだんだん覇気を失っていった。
なぜそういう状態になるのか?どうしたらいいのか?
悩んではいたが、
そのころの私にはさっぱり解決策が
思い浮かばなかった。
ただいつもひとりぼっちでいる弟が
かわいそうで見ていてつらかった。

ある時、下の弟が
「お兄ちゃんは発達障害か自閉症か、
何か脳の器質的な問題があるんじゃないか。
療育手帳が取れれば道が開けるかもしれない」
と言い出した。
その提案はその当時突拍子もないことに聞こえ、
むやみに拒否したのを覚えている。
世間体が悪いという気持ち、偏見、
状況が変わることへの恐怖もあったのだろう。
でも
「お兄ちゃんにとって療育手帳を取ることは
障害を認めることにはなるけれども
プラスこそあれ、絶対マイナスはない。
お兄ちゃんの人生を考えてやろう。」
という言葉に、半信半疑ではあったが
検査を受けることに同意した。
そして検査の結果は、
今思えば意外でもなんでもないのだが
知的障害、広汎性発達障害と判定され
療育手帳を受給することになった。
長年のナゾが解けた一瞬だった。

療育手帳が発行されてからがすごい。
暇を持て余していた弟が急に忙しくなった。
様々な市の福祉サービスが受けられる。
知的障害者用のデイサービス、
就職支援センターでの職業訓練、就職の紹介。
弟にとって何が一番うれしかったか、
それは居場所を見つけたことだったみたいだ。
役割がある、受け入れる人達がいる、
生まれ変わったように生き生きしだした。
私たちも弟の得意なこと、不得意なことを
適切に把握できることで
付き合い方が、まるで変わった。
もう一人の弟が言ったようにプラスがとっても大きかった。

今はレストランの厨房で皿洗いの仕事をしている。
毎日決まったスケジュールで動くのが得意なので、
盆も正月も無遅刻無欠勤。
普通なら嫌になるような単調な仕事を
延々とこなすのも得意。
彼いわく「僕がいなかったら、みんな困るらしい」。
デイサービスにも通っていて仲間と遠足に行ったり
カメラが得意なので、みんなの写真を撮ったり。
仕事が休みの日は
障害者支援センターの喫茶店に出かけて
店長や他の利用者と話をするのが楽しみらしい。
私は何を怖がっていたんだろう?

どんなに愛情を持っていても、
代わりに生きてやることはできない。
本人が幸せであって初めて、周りも幸せである。
それと八方ふさがりに思える状況でも何か道はある
ちょっとメガネをはずせばなんともないことが
実は多いのではないか。
二人の弟によっていろんなことに気がつくことができた。
遠回りしたようだったけど
必要な道のりだったんだと思う。

* ライフデザイン総合研究所のワークショップに、
ご参加いただいている
ゆきやこんこんさんが執筆してくださいました。

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私の周りにも、障害を持った方や、
障害ではないけれども
生きづらい生活を送っている方がいます。
ゆきやこんこんさんの弟さんのお話も、
私には他人事に思えないんですよね。



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ゆきやこんこんさん、
ライフデザイン総合研究所の小澤さん、
ありがとうございました。


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